一般社団法人 子どもと家族政策イニシアティブ
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子ども政策の今後を与野党8会派と考える「こども子育てまんなか政策 Open Meeting 」を開催 しました

2026/08/05

こども子育てまんなか政策」をさらに進めよう! 
2022年からそう訴えてきた子育て3団体で、一貫して掲げてきた政策の現在地と残る課題について各党の代表者と対話する院内集会を開催させていただきました。



国会が会期末を迎え緊迫するなかでしたが、与野党8会派から集まって下さった皆さん、こども家庭庁や報道の関係者、オンライン参加の皆さんとともに、「子どもと子育て家庭のため政策をさらに進めよう!」と思いをひとつにすることができました。

参加下さった皆さまに、主催3団体として心から感謝申し上げます。

Open Meeting 2026 開催案内
Open Meeting 2026 プログラム

「Open Meeting」とは、全ての子どもと家族、妊産婦を支えるユニバーサルな家族支援を包括的に提供する「こども子育てまんなか政策」の実現を目指して、2022年11月、与野党の代表者と討議するため初めて開催した政策対話の集会でした。

あれから4年弱。提言で掲げた〈所得制限のないユニバーサルな児童手当〉や〈出産の原則無償化〉は、岸田政権が取り組んだ異次元の少子化対策「こども未来戦略」により実現され、大きく前進しました。

一方、「産前産後の面談で10万円給付」の制度はできたものの、妊娠期から全ての当事者に専門家が継続支援するネウボラのような〈伴走者〉はいないまま。また、月10時間内で一時保育が利用できる「子ども誰でも通園制度」が導入されましたが、すべての子どもに「保育を利用する権利」の保障には至らず、待機児童や不適切保育の問題は残ります。

そこで第一部では、3団体から、「こどもまんなか政策の現状」「こども子育て無償化のいま」「妊娠から伴走するネウボラを全家庭に!」「日本版ECEC(乳幼児教育&ケア)を全ての子どもへ!」の各テーマについて、残された課題と求められる改革を訴えかけました。






■第一部「こどもまんなか政策」の現在地とこれから の発表資料
子どもと家庭をとりまく現状と課題
〈こども子育て無償化〉のいま
〈妊娠から伴走する”ネウボラ”を全家庭に!
〈日本版ECECを全ての子どもへ!〉


ここで、私たち3団体が、訴えたかったことは。。。

こどもと家族の政策はこの3年余で前進したものの、まだまだ足りない。
富士山登頂に例えるなら「まだ五合目!」
ーーという認識と、子育て政策の関心が低下した現状への危機感でした。


集会には、こども家庭庁から安里賀奈子課長が来ていただき、
黄川田仁志・こども政策担当大臣のメッセージを代読して下さいました。



続く第二部では、私たちの問題提起を聞いて下さった8政党の皆さんと討議しました。

冒頭、基調スピーチをしてくださったのは、長島昭久衆議院議員。
5月に「妊娠期から家族を社会で支える議員連盟(ネウボラ議連)」を発足させたことを踏まえ。
「企画から8年、ようやくネウボラ議連を作った。
大変な状況に陥ったどもたちを救う児童養護や貧困の仕事に取り組んできたが、限界を感じた。
『困ったら相談を』と行政は言うが、本当に困ってから相談はできないのだと言われる。
だから最初から伴走し、何かあればすぐ支援できる体制が必要だ」
フィンランドの家族支援拠点「ネウボラ」のような伴走型支援を実現するのだと、力強く語られました。


同議連の事務局長を務める寺田静参議院議員も。
「子どもを一人育てるには、村が丸ごと必要と言われる。
今の子育ては親たちが負担を抱え込みすぎ、崩壊している。
子どもと向き合う時間も必要だ」
中学生の子を育てている親の実感をこめ、指摘されました。

元こども家庭庁副大臣の和田義明衆議院議員は自民党を代表して登壇。
「自分もネウボラ議連のメンバー。霊長類の育児はワンオペでは無理と言われている。
男性育休の普及で闘ってきて、取得率は2.8%から40%に。2040年には80%にする」

日本維新の会から出席された黒田征樹衆議院議員は、同党の子ども部門も担当。
「子育て政策や教育に投資するより他政策に向いていたが、教育や子育ての予算を増やしてきた。
地元の民間保育団体とちょうど意見交換したりしている」

2022年の集会にも国民民主党を代表して参加して下さった伊藤孝恵参議院議員は、
「子どものための”明るい圧力団体”の皆さんが、一貫した提言を掲げてきたことに驚く。
これからも、『子どもたちが幸せか、子育てしやすい国か』の観点で取り組もみましょう」

同じく同党の日野さりあ衆議院議員は三つ子も含め四人を育てるママ議員として登壇。
「平成30年に三つ子のママが子どもの一人を虐待死させる事件が地元愛知で起きた。
裁判にかけられたママのため運動したことがきっかけで、私は国会にきた。
『子育ては家庭で』の自己責任論がまだある。支援策の改革を一緒に進めていきたい」



中道改革連合の副代表で子ども政策にも通じた早稲田ゆき衆議院議員のメッセージは、
同党の大森江里子衆議院議員が紹介してくださいました。
「こどもまんなかの理念は中道も全面的に賛同している。
経済支援も必要だがそれだけでは孤立する。
妊娠期から同じ専門家が支える、伴走者が必要だ。
子どもは政争の具にしてはいけない」

中学教師を30年務めた下野六太参議院議員は公明党の子ども教育部門の代表としてご発言。
「家庭の格差が学力格差につながり、それが水泳の格差にも。
全員1000mを達成しようと取り組んだら、子どもたちに変化が現れた。
子ども達が自己実現できる社会にしたい」

チームみらいの幹事長である高山聡史衆議院議員は現役の子育てパパとしても活躍中で、
「子ども子育て政策は党として最も注力する政策分野の一つ。
全ての子どもへ切れ目なくサポートすることが大事だ。
情報が届いた人だけ支援が使える、ではなくプッシュ型で届くようにしたい」


日本共産党で子どもの権利委員会副責任者を務める梅村早江子元衆議院議員は、
「わが党も妊娠・出産・育児・教育で誰一人取り残されない社会を一緒に作っていきたい。
保育士の配置を4-5歳で30人から25人にしたが、まだ足りない。専門職の待遇が低すぎる。
子どもの権利を中心にすえるべきだ」

そして、来場下さった多くの議員の方々から力強いご発言を多数いただき、
会場は「こどもまんなか政策」をさらに進める熱気に包まれました。

日本で育つ子どもと子育てする人たちが、ひとり残らず大切にされる社会へ。
”妊娠から伴走するネウボラ”の導入で。
”日本版ECEC”の実現で。

党派や立場の違いを超え、未来の世代のため政策を前進させる。
その意味を胸に刻む集会となりました。

参加下さった多くの皆さまに、改めて感謝申し上げます。

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